各紙の報道内容を比較して
昨日、たくさん一度は記事を読んだので、書こうと思ったけれど、まとまらず挫折。その状態のままで、書ける話を。
前回の日記の続編っぽいかな?
そもそも調べようと思ったきっかけは、次の記事。
県警によると、16日午後6時21分、女性の携帯電話から110番通報を受けたが、途中で電話が切れたため場所を特定できず、出動指示を出せなかった。その2分前にも目撃者から110番通報があったが、受理した県警職員が現場から約1キロ離れた別の水没車両と混同してしまったという。
「県警による」として、「出動指示を出せなかった」のは、「途中で電話が切れたため場所を特定でき」なかったからっぽい。
直後の「その2分前にも…」の一文も、「という。」となっているから、県警の話によるわけだけれど、「別の水没車両との混同」と「出動指示を出せなかった」こととの関係は(県警にとって?産経にとって?)いかに?
これに対して、例えば、地元新聞のせいか、詳しく報道している下野新聞の場合、
通信指令課員が約一キロ離れた別の水没事故現場と勘違いしたのが原因としている。
となっているんですよね…。
いったい、県警は、どういう会見(など)をしたんでしょうね…。
あと、 22日の下野新聞の記事
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20080823/40756
を読んで気がついたんだけれど、
高橋さんご本人が、「川に流された」と電話で伝えたのか?
ご本人が電話で伝えたと報道している記事が多いわけなんだけれど、
「鹿沼 水没 川に流された」でニュース検索
http://news.google.co.jp/news?sourceid=navclient&hl=ja&rls=GGLJ%2CGGLJ%3A2008-15%2CGGLJ%3Aja&tab=wn&scoring=n&q=%E9%B9%BF%E6%B2%BC+%E6%B0%B4%E6%B2%A1+%E5%B7%9D%E3%81%AB%E6%B5%81%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F
してみると、
16日の読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080816-OYT1T00642.htm?from=main5
は、そのような記載は現時点ではない。
前回の日記でのMSN産経の記事と同様、最終更新の表示もないのも気になる…。
魚拓で記事が見つからなかったので、googleのキャッシュを見てみると、読売本体の記事は、21日に取得した情報で、現在の記事と同様。
しかし、goo記事のキャッシュは16日のものでは、
同署の発表によると、約50分前、「助けて、川に流された」と高橋さんから携帯電話で、宇都宮市に住む母親(75)に連絡があり、母親が「娘が車ごと流されたようだ」と119番した。
となっています。
そういうわけで、読売新聞を例にとり、サイト内検索“鹿沼 水没”をしてみると、
同本部などによると、高橋さんの母親からは同日午後6時22分、「娘から『車ごと川に落ちた』と携帯電話で知らせてきた」と119番があった。
となっていますが、24日23:40の記事“栃木・水没死、県警も出動せず…110番で場所特定できず”以降(現在3件)の記事には、そのような記述はありません。
日が経つにつれ取材が進み、情報量が増えていくと、報道する内容が変わる場合もあれば、省略される場合もあるのかもしれないけれど…。(´・ω・`)