女性用トイレ

 Blog Petつながりで、“がでむ君”から聞いた、kumakuma1967さんの4月23日エントリー



高速道路は開業当初から女子トイレが不足している。なぜか?

これについては聞いた事がある。

建設省は高速道路の施設整備に当たって、当初から利用実態から女子の方がトイレの占有時間が長いため、女子トイレを広くとったプランを計画していた。

しかし、これが男女同権を定めた憲法に違反するものとして国会において問題となり、男女同面積にするように修正された。当然女子はトイレを我慢しなくてはならなくなるが、それをわかった上での国会の判断である。

 高速道路では憲法の精神を尊重しつつ女子はトイレを我慢せよというのが国民の代表たる国会の判断であり、以後、女子トイレの足りない事は高速道路の基準となった。

ということだ。

 まず、検索が下手なのかもしれませんが、“国会会議録検索システム”では、女性用トイレを広く取るプランが憲法違反であるという発言を見つけることができませんでした。あるのでしたら、私の検索ミスです。ご存知の方はお教えくださいませ。m(_ _)m

 次に、(「公共施設」に限らず)、多くの「施設」で、女性用トイレに長蛇の列ができていることを目にします。こういう状態を是正することを検討する際、平等にも、形式的平等・実質的平等、機会の平等・結果の平等の違いなどがあること、侵害的な行為・給付的な行為の違いなど考慮に入れる必要があるでしょう。私人間効力の問題もあります。

 そのようなことを考慮に入れつつ高速道路の話に限定したとしても、仮に国会において上記のような議論があったとしての話ですが、何か、お寒い議論をされていたのだなあと思いました。

 いや、もちろん、その議論がいつされていたかわからない状態で言うべきではないのかもしれないし、しかも、当時の高速道路の目的とかそういうことも踏まえないといけないのでしょうが・・・。