法学バトン


きっかけ

 さて、今年6月下旬以降(?)に広まった、法学バトン。これは、音楽バトンに触発されたらしい。




 当時、私は、ブログすら持っておらず、音楽バトンのほうを追いかけつつROMしていたところに、法学バトンが発生したことを知ったわけだ。

 法学バトンは、某有名(?)グループを起源として、学部生・院生に、一応広まったが、ブームは去ったかのようにも思える*1

 ただ、私は、各方面の、より専門的な情報をブログで収集したいと思っていたので、個人的に書いていただきたいと思っている方々が書いておられなかったりして、若干不満に残る点もあった。

 そこで、まあ法学バトンの中興の祖を目指そうなどとは思ってはいないが、「はまぞう」が使えるようになった記念に、いまだ「あばら家」のこのブログで書いてみようと・・・(^^;。

 ただし、一応、特命匿名ブ○ガーであるはずなので、見る人が見たら、「あー、あの人だ。」というがなるべくわからないように書こうと思うし、背伸びしても、たいした内容が書けない*2ということで・・・(^^;。

 ただ、「実は、私、あなたの、少なくとも『愛人の愛人』『友人の友人』だよ。」と、複数の方々(♂♀両方♥)へ、こそっと愛を叫んでみるということで・・・(^^;。

本来の法学バトンの内容

  1. 本棚に入っている法学文献の数
  2. 今注目している法学者
  3. 最近買った法学書
  4. よく読む、または特別の思い入れのある法学論文・法学書5選
  5. バトンを渡す人


私の法学バトンの内容(質問・回答内容を妄想するのがクオリティー。(´・ω・`))

  • 所持している法学文献の数(書籍のみ)
    • いきなりで恐縮ですが、ぶっちゃけ数えられません。日本国内外の数箇所を長時間にわたって国家権力を利用して家宅捜索してもらって、本棚・ダンボール、ゴミの山などを漁る必要がありますorz。
    • 先人の回答を見ていると、まあ、新書・文庫も含めると(含めなくても?)、1,000冊前後になるのではないでしょうか・・・(´・ω・`)。ほとんどつんでれ積読状態ですが・・・(^^;。まあ、年間100万円使っても、私の年収の数%ですから、たいした額ではありません・・・(´・ω・`)。
  • 今注目している「駆け出し」の公法研究者*3(公表されている業績に基づく。)
    • ボク(´・ω・`) (← 「研究家」だろー!!。) まあ、これは冗談として、以下、まじめに*4
    • 興津征雄・神大助教*5
    • 宍戸常寿・首大助教*6
    • 須賀博志・京産大助教*7
    • 原田大樹・九大講師*8
    • 林知更・東大助教*9
  • 今年買った法学書(最近読んだでなくて良かった。ホッ。おおむね高い順に。他にもあるけど(^^;)
    • 中村睦男・大石眞編『立法の実務と理論』(信山社、2005年)¥25,200

立法の実務と理論―上田章先生喜寿記念論文集

立法の実務と理論―上田章先生喜寿記念論文集

憲法論集―樋口陽一先生古稀記念

憲法論集―樋口陽一先生古稀記念

行政法の基礎理論〈上巻〉

行政法の基礎理論〈上巻〉

行政法の基礎理論〈下巻〉

行政法の基礎理論〈下巻〉

新版 逐条地方自治法

新版 逐条地方自治法

    • 寺田友子ほか編『現代の行政紛争』(成文堂、2004年)¥10,500

現代の行政紛争―小高剛先生古稀祝賀

現代の行政紛争―小高剛先生古稀祝賀

 ○おまけ

   毎年改版でしょうか?と喧嘩を売るつもりはありませんけど(^^;*10
   
プロセス演習 憲法 (第2版)

プロセス演習 憲法 (第2版)

   
プロセス演習 憲法

プロセス演習 憲法

憲法と議会政 (東大社会科学研究叢書 34)

憲法と議会政 (東大社会科学研究叢書 34)

 この本を選んだのは、戦後の憲法理論をリードされた方であること、その代表的論文集の1つであること、「芦辺」と誤記していた方に愛を叫ぶと、いうことで(^^;。

 塩野先生といえば、この研究書から*11。さて、塩野御大のような類稀なる業績をもってして、最高裁判所裁判官になれないのはなぜか?

豊かさを生む地方自治―ドイツを歩いて考える

豊かさを生む地方自治―ドイツを歩いて考える

 この本は、写真を多用し*12、読みやすい。インタビューを駆使するという研究スタイルも画期的。ドイツと日本の地方自治を比較する上で、有益。写真を多用するという、その先駆けとなり、彼の理論的源流は、次の本といえるかな?人間の尊厳と司法権―西ドイツ司法改革に学ぶ

    • 石松竹雄ほか『自立する葦――全国裁判官懇話会30年の軌跡――』(判例時報社、2005年)

  ISBNなし。30年18回にわたる裁判官の研究会の軌跡を、まとめた本。研究会の議事録も付録としてCD-ROMに。この本を知ったきっかけは、上の木佐先生のブログからであるが、別のブログのコメント欄で、そこのご常連の方(?)と会話したことがある*13。この本に関連する話は、また後日。

論点探究 憲法

論点探究 憲法

 某所で、「これは必見」などと書かれていた。いやー、これが新司法試験やロースクールのスタンダードなのでしょうか・・・(^^;。この本の一部分を肴にして、また後日お話を、ということで・・・(^^;。

  • 私がバトンを書いて欲しいと思う方々
    • 私は、あまり知り合いがいないので、原則的に、バトンはお渡しできません。
    • したがって、書きたいと思われる方は、今までバトンをもらった方から貰ってください(私も含めて(^_-)-☆)。
    • しかし、今までバトンをもらっていて、まだ書いておられない方は、積極的に書いていただきたいなあと。
    • 私の希望としては、お忙しいところ申し訳ありませんが、ブログを持たれている裁判官・弁護士・大学の先生・一般の公務員の方々に、是非とも、書いて欲しいと思っています。バトンをまだ残っておられる方は、積極的に渡すようにしましょう・・・(^^;。
    • ということで、実名を挙げましょうか(私が匿名でやっているからまずいかな・・・(^^;。)。とりあえず、様子見ということにしましょうorz。



 長くなったので、当初のバトンの内容を再掲。よろしくお願いいたしますm(_ _)m。
 

本来の法学バトンの内容

  1. 本棚に入っている法学文献の数
  2. 今注目している法学者
  3. 最近買った法学書
  4. よく読む、または特別の思い入れのある法学論文・法学書5選
  5. バトンを渡す人


*1:google先生にお尋ねしたところ、「法学バトンの検索結果のうち 日本語のページ 約 419 件」だそうな。先日まで、ある時点までの樹形図なるものが存在したが、今はない。ブックマークでも・・・。

*2:内容がないようだ、なんて、これまた、失礼♪

*3:いかん、巨大掲示板に番付を見に行かねば・・・orz。

*4:なぜか、1970年(?)以降生まれで、ドイツとの比較研究に偏らせてみるテスト。漏れている方ごめんなさいm(_ _)m。これからのご活躍が楽しみですね。次回、私が再度書くのであれば、おフランス特集?アメリカ特集?専門論文は、いい論文なのか見極め難しいです。(´・ω・`)

*5:行政法。主要業績として、「行政処分反復禁止効の法的構成――取消判決の既判力と拘束力――」法学協会雑誌121巻2号(2004年)。

*6:憲法。主要業績として、「憲法裁判権の動態(1)〜(6・完)」国家学会雑誌115巻3=4号、11=12号(2002年)、116巻7=8号、9=10号、11=12号(2003年)、 117巻3=4号(2004年)。

*7:憲法。主要業績はありますが、主観的に、初宿正典編訳『現代国家と憲法・自由・民主制』(風行社、1999年)をあげます。申し訳ありません(^^;。

*8:行政法。主要業績として、「福祉契約の行政法学的分析」法政研究(九州大学)69巻4号(2003年)。

*9:憲法。主要業績として、政治過程の統合と自由――政党への公的資金助成に関する憲法学的考察(1)〜(6・完)国家学会雑誌115巻5=6号(2002年)、116巻3=4号、5=6号、11=12号(2003年)、117巻5=6号(2004年)。

*10:毎年改訂されるあの有名な★税法の本もしかり。★税法の専門の方々は、毎年買われているのでしょうか?そろそろ、加除式に、しかし、加除式にすると・・・。究極的には、出版業界の存亡にかかわるので、以下自粛。

*11:某教授との議論の違いがわからない私には、紹介の限界がある・・・(^^;。

*12:そういえば、公法学者の伝統的な、とある学会には、HPがない。また、報告に、スライドとかも使わないらしい。

*13:http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/comment?date=20050629#c