3月14日分の記事から

 ミクシィで取り上げていない記事を「紹介」だけします(^^;。

 あっ、ちなみに、昨日の最高裁判決は、たまたま、アンテナに反映される前に、直接見に行って気がついただけです(^^;。




1.所得と教育費の関係

 進学も格差…子どもへの期待や費用、所得で開き

 家庭の所得によって、子どもの進学への期待や習い事にかける費用に格差が出ていることが、「こども未来財団」(東京都港区)の調査で明らかになった。

 調査は昨年10月、20〜44歳の既婚男女約2400人に行い、回答者の家庭所得を年収「200万円未満」から「1000万円以上」まで6分類した。

 1000万円以上の家庭では89%が子どもに大学・大学院進学を希望しているのに対し、200万〜400万円未満は44%、400万〜600万円未満は60%。200万円未満の家庭では30%が「特に希望はない」と答えた。

 第1子に習い事をさせる割合や平均月謝額も所得に“比例”。1000万円以上の家庭の79%が習い事をさせ、約2万7000円の月謝を払っているのに対し、400万〜600万円未満と200万〜400万円未満の家庭では、それぞれ52%、約1万2000円と38%、約9600円だった。調査にかかわったお茶の水女子大の坂本佳鶴恵教授(社会学)は「子どもの教育費は『かかる』というよりも『かける』ということが明確に表れた。所得差が教育格差につながりかねない。子育て世帯への教育費の支援が今後の課題になる」と話している。
(読売新聞) - 3月14日14時38分更新




2.旭川市国民健康保険料事件の続報

 3月1日の日記の続報です。

 賠償請求も敗訴確定へ 旭川国保訴訟の原告

 「旭川国保訴訟」の原告、無職杉尾正明さん(70)=北海道旭川市=が、同訴訟とは別に「低所得者から国民健康保険料を徴収するのは憲法違反」として市などに保険料返還と損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は14日、今月28日に上告審判決を言い渡すことを決めた。
 弁論が開かれないことから、杉尾さん敗訴の2審札幌高裁判決が確定する見通し。杉尾さんは国保料率を市条例に明記しない旭川市の徴収が違憲だとして取り消し請求訴訟を起こし、今月1日の最高裁大法廷判決で敗訴が確定している。
 1審旭川地裁判決は、生活保護を受けていれば国保料が減免されることを挙げ、徴収は合憲として杉尾さんの請求を棄却。2審判決もこの判断を支持した。
共同通信) - 3月14日18時13分更新

 国民年金の話ですが、こういう記事もありました。

 “国民年金保険料、無断で免除手続き 京都社会保険事務局”京都新聞、3月14日14時39分更新)



3.光市母子殺害事件

 弁護人欠席で開廷できず 母子殺害事件の上告審弁論

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪などに問われた当時18歳の元少年(24)の上告審弁論が14日、最高裁第3小法廷で予定されていたが、弁護人が欠席したため開かれなかった。浜田邦夫裁判長は法廷で「なんら正当な理由がない不出頭は極めて遺憾だ」と異例の見解を表明した。
 元少年は1審山口地裁と2審広島高裁で無期懲役の判決を言い渡され、検察側が死刑を求め上告。弁論が開かれることで結論見直しの可能性があった。検察側は「裁判を遅らせる目的なのは明らか」と弁護人不在のまま結審するよう求めたが最高裁は認めなかった。
共同通信) - 3月14日17時25分更新




4.公共図書館メセナ

 子ども図書館 利用減で4月閉鎖、存続運動も 札幌

 5年前の閉鎖反対署名運動が実って存続した「イトーヨーカドー新川店」(札幌市北区)の「子ども図書館」が4月9日で閉館する。少子化の影響などで利用者が減ったのが理由だが、利用者たちは「別店舗へ移転し、継続して」と、存続への願いを込めたメッセージカードを同店に送る運動を始めた。
 子ども図書館は、イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)の社会文化貢献活動の一環として、78年から始まった。店舗の一部に図書館を設け、現在、全国で11館を数える。新川店では90年2月に開館した。当初、年間貸し出し数は7万冊を超えていたが、95年ごろから2万冊台に落ち込み、01年7月に閉館を決めた。しかし、存続を求める地域住民約5400人分の署名が寄せられ、閉館が見送られた。
 一時は貸し出し数が約3万5000冊まで回復したが、再び減少傾向に戻り、最近では約2万1000冊まで落ち込んだ。同社を統括するセブン&アイ・ホールディングスの社会文化開発部は「公共図書館の充実や少子化の影響で、新川地区では地元のニーズが少なくなった」と説明する。
 イトーヨーカ堂は、子ども図書館などの功績で、社団法人「企業メセナ協議会」の「メセナ大賞児童文化賞」を昨年10月に受賞したばかり。前回署名運動をした同区の会社員、豊村みどりさん(46)は「素晴らしい図書館を作ってくれた感謝の気持ちが大きかった分、裏切られたショックが大きい」と嘆く。利用者らは今回は署名を行わず、子ども図書館を大切に思う気持ちを込めたメッセージカードを同店に届けるが、同社は「閉鎖方針に変更はない」としている。【鈴木勝一】
毎日新聞) - 3月14日17時38分更新