分からないものシリーズ・その2

 まあ、ダメダメな人ですから、こういうことを無根拠に書くわけです。批判は無根拠でもできるが、意見はきちんと調べてからでないとできない・・・。



# Inoue 『「安全」に関して合理的な判断ができなくなっているのでしょう。ゼロリスクを求めるから、BSE防疫と称して、米国牛を閉め出したり、莫大な国費を投じて全頭検査をしたりする。あらゆるリスクを一つの指標で一元的に比べるのは難しいですが、特定のリスクにばかりこだわると、もっと大きなリスクを放置してしまうことになりかねません。』 (2006/02/19 07:06)

# Inoue 『「子供が危害を加えられる」相手は、もっぱら身近な人々(親や家族や同級生や教師)なのですから、PHSや防犯ベルを持たせたり送迎するよりも、児童相談所や家裁の人員を増やすべきなのかもしれません。』 (2006/02/19 07:11)

# Inoue 『あらゆる安全対策は費用がかかりますので、他の対策とトレードオフの関係にあります。あれもこれもというわけにはいきません。通り魔に傷つけられる子供よりも、親に虐待される子供の方がずっと多いですよね。だったら、集団登校や登園に使う費用で、児童相談所を増設した方が有効じゃないですか。
BSEが原因とされるvCJDは、米国牛を自由に輸入したところで、せいぜい年間数人しか発病しないでしょうが、他の感染症で死ぬ人はその数千倍います。検診率やワクチン接種率を上げるだけでその大半は防げます。これもやっぱりお金の問題です。』 (2006/02/19 17:16)

# しがない憲法研究家 『>博学なinoueさまへ
 集団登校や登園に使う費用で、児童相談所を増設すしたほう*1が有効だとする資料をお教え願えれば幸いです。
 検診率やワクチン接種率はお金の問題だけではないと思います。
 「せいぜい年間数人しか発病しない」から、別のことにお金を回すべきという発想は、私は好きになれません。たぶん、リスクマネージメントの発想が嫌いなんでしょうね。』 (2006/02/20 21:18)

 BSEのことも、児童相談所のことも、家裁のこともよくわからないので、書きました・・・(^^;。

 単純に考えてコメントしたのだと思います。すなわち、少ない資源で、より多くの効果をということを基準にした場合、「資源」=「時間・お金・人手」、「より多くの効果」=「より権利侵害を受けない」ということだとしても、

 まず、「資源」というのが、誰が負担するものなのか?通学バスを採用するとしても、誰が負担するのか?市が負担するのであれば、児童相談所の増設と比較できるかもしれない。利用者負担まで拡大するのなら、またさらに考慮する必要がある。

 次に、効果を比較をするのですが、統計上明らかなのか?税金を投入するのなら、警察官の増員で良いのでは?(´・ω・`)

 このような観点から、おそらく、あのinoueさんだとは思うのですが、質問した次第。

 さらに、あのinoueさんだとすると、検診率やワクチン接種率を上げるのがお金の問題と言い切れるのか、その点ご存知のはずだと思ったので、その点も指摘した。

 またさらに、「せいぜい年間数人しか発病しない」という言い切り方。いわゆる難病には資源を投資しなくても良いのかも。そこまでは言われていないか。一応、検診とか、開発済みのワクチンの話だから・・・。ただ、国家保護義務論をとるかはさておき、BSEの場合、一旦、国家が介入しているわけで、その制限を緩和する場合、不作為の責任を追求される可能性が高まると思うのですが、違うのかな・・・。厳密なリスクマネージメントに基づいて、政策決定すれば、あとは、国家賠償なり、損失補償などで、事後的に、救済すれば良いのかな・・・。

 私は、お花畑に住んでいるからなのか、BSE対策もしつつ、他の病気の検診・ワクチンにもお金を使えと言う意味で、あれもこれもしろという発想なのでしょう・・・。

*1:しが研注:「増設したほうが」ですね・・・orz。