教科書の分厚さ
ちょっとだけ専門的な話、というか、まあ、司法試験受験生の使用するテキストの比較をちょっとレベルを上げてみる・・・(のかな?(´・ω・`))。どこかのブログで買おうか(´・ω・`)マイ化 買おまいかというエントリーがあったような気がしたので・・・(^^;。
この本*1。
- 作者: ボードピエロート,ベルンハルトシュリンク,Bodo Pieroth,Bernhard Schlink,永田秀樹,倉田原志,松本和彦
- 出版社/メーカー: 法律文化社
- 発売日: 2001/07/01
- メディア: 単行本
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1頁から引用しますと、「本書は、第一次司法試験が対象としている範囲と水準において、基本権を解説するものである。・・・。基本権は、たいてい最初に学習される。したがって、本書も、初学者が読むことも考慮して書かれている。」。
あっ、これ、当然、翻訳本ですよ〜(´・ω・`)。
さて、この原書は、当時の版(15版、1999年)だから、表示は異なるけれど、これかな?*2
- 作者: Bodo Pieroth,Bernhard Schlink
- 出版社/メーカー: Mueller Jur.Vlg.C.F.
- 発売日: 2000/08
- メディア: Perfect
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私は、翻訳のこととか、日本の出版事情に詳しくないし、ましてやドイツの出版事情に詳しくありません。値段のことはさておき、邦訳すると、ずいぶんな分量になるということでしょうね。また、ドイツの司法試験がどうなっているのかもよくわかりませんので、人権分野について、この1冊で合格できるというわけではないかもしれません。
確かに、1頁あたりの文字数、邦訳されている文章の内容の密度とか、いろいろなことを考慮しないといけないのでしょうが、単純に言えば、人権分野の教科書1冊に、日本の教科書として、550頁くらい必要ということになるでしょうね・・・*4。はて、日本の教科書として、それくらいの分量があるものというと・・・。
まあ、お偉い方々(大学教員のみならず、司法試験委員も含む。)が、日夜勉強されて、講義したり、試験出されるのでしょうから、こういうことを念頭に置かれているのだと思いますけど。
ちなみに、上に紹介した邦訳は、裁判所でも、参考にされたとかしないとか・・・。
*1:ちなみに、周知のことかもしれませんが、著者の1人のベルハルント・シュリンク教授の小説が、『朗読者 (新潮文庫)』(新潮文庫、2003年)だったりする・・・。
*2:ドイツ語も、よく読めませんorz。
*3:http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA44563660
*4:じゃあ、憲法に限ったとして、英米仏の教科書の邦訳はといわれると・・・。あることはありますが、最近のというと・・・。(´・ω・`)パス。