とっぷをねらえ?
今日は、文系と理系の研究環境について、チョット書きます。文系と理系という区別自体、相対的なものですし、こういうレッテルを貼ること自体について躊躇はしますが、便宜的にこういう書き方にします。このような区分に不快を覚えない方のみご覧くださいm(_ _)m。
理系の院生は、専門外で自分の読みたい本以外、ほとんど本を購入したりすることはなく、研究目的で書籍を購入することはほとんどないということ聞いたことがある。確かに、実験を続けてデータを集めたり、データーベースで文献を読んだりして、論文に加工できれば「業績」になるのでしょう*1。
これに対して、少なくとも、主に、文献を読んで、まとめて、論文を書くことによって「業績」とする文系の院生にとっては、図書館に所蔵されている文献が少ない、収蔵される時期が遅いということになると、自費で購入する確率が高い。
もちろん、こういう言い方には異論があるかもしれません。
ところで、先日、次のようなことを、ある大学の理系出身のトップ(学長?)が語ったという噂を聞いた。
どういう噂かというと、
- 少子化・財政難の世の中、これからの大学というものは、研究環境は整えるところはまでするから*2、あとの研究費用は自分で稼ぐべきだ。
- 文系の予算が少ないって?理系のように、企業の寄付をもらったり、自分で調達すればいいではないか?
- 文系の研究室が狭いって?理系の研究室も手狭だぞ*3。置き場所に困る本は、売ればいいぢゃないか?
- そんなに文系の研究室が狭いのなら、世界的見識を養うべく、留学すればいいではないか?
結論としては、有料の市民講座とか、有料で有職者に対する研修とかやれば、冷たい目で見られないって事かな・・・。
PS:そういえば、大学教員が、あるポストにつくと別の研究室で執務することになるかもしれないが、そこの電気がついていないことが多いと、学生の部屋が狭いからという理由で、追い出されるという噂を別の情報筋から聞いた。(`・ω・´)カワイソ(20:47追記)